本日の修理

久々の修理ネタであります。
今回入庫になりましたは2006モデルのツインカム。
写真は、カムカバーを外した状態。
この画像だけで何が悪いかわかりますでしょうか?
症状的には、異音が出ます。
アイドリング時でスロットルを軽く回すだけでも
ウィーンと言うか、ヴィーンといった感じの
普段は聞き慣れない音が発生しております。
工場長『あそこかな?・・・カムシュー。』
とりあえずカバー外してチャック。
工場長正解!

見事にカムシュー破損であります。
もちろん消耗品ではあるこのカムショー。
ただそんなに頻繁に交換するものではないので
写真やデータでは見たことはあったが、現車で
確認するのは、はじめての私。

ちなみにこれがほぼ新品状態のカムシュー。
上の写真と比べると消耗具合は一目瞭然。
今回入庫の車両は走行65000kmツインカム。
2006年モデルまでは、このカムシューを抑えているのが
強力なスプリングによるもので、5万kmを超えた辺りから
ある程度警戒しなくてはいけない箇所。
もちろんエンジンから異音を感じたらすぐ診察です。
現行モデル(2007年モデル以降~)はこのスプリングが油圧に
なったため5万kmを超えていてもあまり消耗しておりませんが
10万kmでは要チェックですね!
(もちろん個々の走り方にもよりますが。)
以前もご紹介したS&S社のギアドライブですと
こういった消耗品が出なくなりますしストレスレスですよ!

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