カムシャフトの話

本日のお話はカムシャフトです。
以前このブログでもご紹介した時はあるのですが、今回は体験出来るディスプレイも店頭にございますので、そちらも織り交ぜご説明致します。
皆様ご存知の通り99年からツインカムエンジンになりましたが、非常に信頼性も耐久性もエボリューション エンジンより高くなり今では沢山の方々に乗って頂いております。
そこでオーナー様から、これからオーナーになられる方にハーレーダビッドソンのエンジンの事を少しでも理解して頂きたいので出来るだけ分かり易い様にご説明したいと思います。
まず下の画像にある様にエンジンの右側の下部にはカムシャフト(吸気と排気バルブの開閉タイミングを掌る部品)があり、そのカムシャフトは2つあるのでツインカムという名前になったのですが、その2つのカムシャフトとクランクシャフトを連動させているのはチェーンで駆動しております。

ですがチェーンで駆動させているからにはチェーンがダルンダルンにならない様にテンショナーというベイクライトという硬いプラスチックな様なモノで押さえており、それが走り方にもよりますが早い方だと約5万キロでテンショナーが減ってしまい、最終的にはエンジンからの異音や、最悪の場合そのカスでオイルが回らなくなり油圧低下してしまうという事もあり得ます。
そこで交換をオススメしたいのがギアドライブ化です。
当店にも導入いたしました体験ディスプレイキットにてご説明致します。

画像の通り左側が純正のチェーンドライブで右側がギアドライブにした状態です。
先に述べた様に茶色の部分がスプリング(2007年からは油圧)によって圧力を掛けてチェーンの弛みを押さえるテンショナー。この様にギアドライブ化にする事によって約80%のフリクションロス(摩擦抵抗)を軽減出来るだけではなくカムシャフトを別のモノに交換するので、かなりのパワーアップにも繋がりテンショナーの減りなどを気にする事は無くなります、また燃費も向上し一石四鳥!?となります!
もうすでにカムシャフトのギアドライブ化は大分認知されてきており、実際交換した方には非常に喜ばれております。
百聞は一見にしかず!是非店頭の体験ディスプレイでお試し下さい!

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