不具合からの改善。XL編

メカニックなら経験あるだろうスポーツスター系のフロントアクスルシャフトが抜けなくなるヤツ。

原因はトルクレンチを使わずに、力の限りシャフトとナットを締め付け、シャフトが潰れてしまう事で抜けなくなる。

要はオーバートルクが原因です。

原因は作業を行う者の経験不足もあるかもしれませんが、
トルク管理を行わないメカニックや、休日メカニック気分で工具を持つ方が安易にタイヤ交換をした事が起因とも感じ取れます。

一度、抜けなくなったシャフトはハンマーショックで抜きます。その後、旋盤で潰れて広がってしまったシャフトを削る面出し作業を行う必要があります。

もちろんしっかりトルク管理をした上で、締め付けを行い完了となります。

スポーツスター全般。
2005モデルまでの39パイフォークのダイナ。
V-RODシリーズ。
などでシャフトが抜けなく感じたりした際はこのアクスルシャフトを要チェックです!

当社で作業履歴のないハーレーがタイヤ交換のご依頼で入庫した際に良く見る案件でした。

トルク管理は大切です。