WPC & MOSモリブデンショット

本日2度目の更新。
3月3日、本日は桃の節句ですね。女の子がいるお宅だと
雛人形が飾られ、子供の災厄を払い、健康・健全に育つことを
願って行う行事とされています。
桃の花が咲く季節と言う事で、『桃の節句』と言われるようになったそうです。
そんなピンク色な季節の話とはガラリと変わって
本日の写真。ねずみ色です(笑)。
ご覧のとおり、ピストンです。
本日の内容は、今回行いましたピストンへの複合処理のお話。

左の写真が処理前。右の写真が処理後。
その処理と言いますのが、
金属を強く粘りのある接触抵抗の少ない理想的な材料に改質する、
『WPC処理』
金属表面にミクロン単位のメディア(粒)を高速で衝突させ、衝突熱による焼入れ、
焼くなましを瞬時に行い披露硬度を飛躍的に向上させます。
さらに、WPC処理の技術を使い、二硫化モリブデンを金属表面層に打ち込む
『モリブデンショット』
よりフリクションロスの低減を実現させるモリブデンショットは
従来のモリブデンコーティングでは不可能な寸法の厳しい箇所でも
処理でき、かつその効果は半永久的です。大手自動車メーカーでも
採用され恒久的に性能を維持する効果が認められています。
今回はそのWPC処理とモリブデンショットを用いて写真の複合処理を
おこなわさせていただきました。
これによって、ものすごくパワーが上がる!と、いうモノでは
無いのですが、このWPC処理によって疲労強度を上げ、ディンプル面を創生し
モリブデンショットによって表面層にモリブデンを含有させる複合処理は
最高のパフォーマンスを発揮します。
エンジンにとっていかにフリクションロスを無くすか!
または部品単体の耐久性をいかに強くするか!
メーカーにとっても永遠のテーマではないでしょうか?
オイルもグリスも塗っていない状態の金属がスルスルと回る画像がコチラ→http://www.ne-jp.com/wpc/top/side/show200.wmv
ご覧になれればと思いますが、いかにシリンダー内をピストンが上下運動するのにあたり
抵抗が無い方がイイかはお分かりと思いますが、画像の様に動くことが出来れば
シリンダーにもピストンにも優しいのはご理解できると思います。

今回はピストンとピストンピン及びピストンリングにも複合処理を実施。
ピストンにピストンピンを挿入すると、傾けるだけでピストンピンが
右へ左へとスルスル滑る様に動きます。
ようは、スルスル滑るくらいに抵抗が無く動くという事です。
これが俗に言う、フリクションロスの低減です。
参考までに自動車メーカーですとホンダのフィットhttp://www.honda.co.jp/factbook/auto/fit/200106/09.htmlやシビックハイブリットhttp://www.honda.co.jp/factbook/auto/civichybrid/200112/02_1.htmlなどにも
この手法が採用され、あの飛躍的な燃費を打ち出しているとの事。
すぐにでもエンジンを分解して、このWPC&モリブデンショットをやりましょう!
とは、言いません。オーバーホールの際や、エンジンチューニングでの
ハイカム仕様などの様に、エンジンを分解する際でイイと思います。
また、ショベルやナックルなどの旧車のように、パーツ手配に苦労した方にも
末永くパーツを使用出来る様に施工するのにもオススメです。
参考価格
ピストン 一台分 12,600円
(ピストンのサイズによって、価格が変わる場合があります。)
またご一緒にピストンピン・ピストンリングへの施工もおすすめしております。
その他にも、カム、シリンダー、ロッカーアームなどにも施工可能。
価格等はお気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です