ラバーマウント

80年代のツーリングモデルから2006年までのツーリングモデルに
採用されていたラバーマウントです。(正式にはアイソレーターと呼ばれます。)
写真はフロントのエンジンマウント部のアイソレーターです。
リアにはドーナツ型のアイソレーターがスウィングアームを挟む形で左右にあります。
計3点のアイソレーターによりエンジンがフレームにマウントされている
ので走行中にエンジンの振動がライダーに伝わらないようになっています。
故に長距離ツーリングでも疲れにくいのが特徴です。

本題ですが、メンテナンスの為に入庫した車両についていたのが
写真のフロント側アイソレーターです。
よく見るとラバー部分にヒビが入っています。こうなるとエンジンの
振動が増加したりと良い事はありませんので新品への交換となります。

取り付け箇所はフレーム前方下部のこの位置となります。

2006年までのモデルにお乗りの方で一度も交換した事がない方は
一度確認してみても良いかと思います。
取り付けた状態では大きなワッシャーがある為目視では
確認出来ないので走行距離が多い方はこの機会に
全アイソレーターの交換をおすすめします。
アイソレーターの交換のみならず、エンジンが
アイソレーターにマウントされているので
交換の際はエンジンのアライメントも行いましょう。
走りが変わりますよ!
2007年以降のツーリングモデルはマウント方法が改良され、
フロントも2つのアイソレーターでマウントされているので、
2006年までのモデルのエンジンを3点でマウントしているのと
違い4点でマウントされています。
ではソフテイルは?と疑問のお客様もいらっしゃるかとおもいます。
ソフテイルモデルはエンジンにバランサーが内蔵されており振動を
打ち消す仕組みになっているのでアイソレーターについての心配はございません。

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